心理カウンセリングにおいて、クライアントの精神状態を正確に把握することは、効果的なカウンセリングを進めていくために非常に重要なものです。本研修では、心理アセスメントと関連の深いパーソナリティ心理学の基礎理論を学ぶとともに、各種心理検査の概要と一部の検査への回答・採点・解釈について学んでいただきます。
　人間はパーソナリティ（性格）の特徴によって、同じ出来事に対する認知・感情・行動が異なります。従って、パーソナリティを把握することで、個人の考え方や感じ方を理解し、効果的なカウンセリングにつなげていくことができます。本研修では主に医療保険の対象で、現場で使用頻度の高い心理検査や知能・発達検査について、その概要を学んでいただきます。また、研修の後半では実際に質問紙検査に受講生が回答し、採点・解釈をしていただきます。基礎から実践までを網羅した内容となりますので、ご興味のある方は是非、受講していただければと思います。

1.パーソナリティ心理学の基礎知識
2.検査法（質問・投影・作業の違いについて）
3.18種類の質問紙法検査の概要
4.6種類の投影法検査の概要
5.4種類の知能検査・発達検査の概要
6.その他の検査（認知機能や生理指標に関する検査）
7.心理アセスメント実践演習（質問紙への回答・採点・解釈の演習）

2017年7月16日（日） 10：30-18：00