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【大会プログラム】令和元年10月19日(土)

メンタルケア学術学会第17回大会 開会宣言
10:00〜10:05

  • 別府 武彦 メンタルケア学術学会 理事長

基調講演
テーマ「経済産業省のヘルスケア産業施策」−生涯現役社会の実現−
10:10〜10:55

  • 仁賀 建夫 経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業研究官

    <概要>
     我が国は、戦後目覚ましい経済発展を遂げるとともに、医療制度を始めとする社会保障制度の充実等により、世界に冠たる健康長寿国となった。

      この結果、人口構成は大きく変化し、高齢化率は世界最高水準までに高まってきている。他方、現行の社会保障制度は、主に経済の発展期に構築されたものであり、社会経済システムのあり方を含め制度の見直しが必要となっている。政府は、求めるべき社会像として、誰もが人生を最後まで生ききることのできる「生涯現役社会」と設定している。

     具体的には、国民が若い時代から健康を管理する習慣を持ち、健康を維持することで長期に亘る社会参加を可能にし、社会への関わりが更なる健康の維持に役立つという正の循環を実現する社会である。

     経済産業省は、生涯現役社会の実現には、健康増進や社会参加を支えるヘルスケア産業の育成が必要であると考え、政策を展開している。本講演では、経産省の政策の背景と内容を紹介する。

大会長講演 テーマ「方法論からみた心理学」
11:00〜12:00

  • 松田 浩平 東北文教大学 教授

    <概要>
     心理学は「こころの科学」とも呼ばれるが,心理学がなぜ科学に分類されるかについては十分な理解が得られているとは言い難い。

     そこで、本講演では心理学がどのような経緯をたどり科学としての地位を得たのか、さらにどのような方法で研究が行われるかについて、方法論の面から心理学について考察する。
      心理学は1980年代中盤からのドイツ生理学を出発点としている。

    心理学は1879年にヴントにより、それまでの哲学的な精神活動の考察とは異なる実証的な科学として、物理的刺激と主観的感覚の関係を明らかにすることから始まった。

     その実験的方法は、被験者調整法、極限法、恒常法などの測定方法が用いられた。さらにウィリアム・ジェームズはドイツの実験的手法をアメリカに移入し、心の機能的意味を探求する学問として、内省による調査法や観察法を含めた実用的科学として広く教育・生活・産業に普及した。本講演では、心理学の方法論や研究法について解説する。

昼休憩 12:00〜13:00

大会企画 シンポジウム 第1部
心理学を学ぶ意義
〜こころの教育による学校・企業・地域における可能性の広がり〜
13:00〜14:30

  • 座長・司会  寺門 正顕 清泉女学院大学 教授

  • テーマ「こころの教育による学校の展開」
    話題提供者  杉山 崇
    神奈川大学 教授

     心理学は長く「目に見えない心を科学的に研究する」が課題でした。

     そのため心理学者の多くが「心理学研究法」の学者だった時代が続きました。

     結果的に、心理学者の話は研究方法に偏ってしまい、世の中のみなさまが期待する「私たちがより幸せになるための心理学」が提供されない時代が続いていました。

     当然のことながら、小学生や中学生に心理学の研究法を教えても活用してくれるお子さんはほとんどいないでしょう。したがって、心理学の何をどのように学校で教えるかが大事な課題になります。

     実は心理学は100年余りの研究の積み重ねで、7つの観点(人間観)を獲得してきました。この7つの観点をどのように学校におけるこころの教育に組み入れると、どのような成果が得られるのか、その青写真を検討しなければなりません。

     このシンポジウムでは演者の研究や実践も踏まえて学校における「こころの教育」はどのようにあるべきか、学校の目的や今日的な課題も含めて検討したいと思います。日本が「心のリテラシー教育」となることを目指した議論ができれば幸いです。

  • テーマ「働くモチベーションとコミュニケーション」
    話題提供者  岡田 邦夫
    特定非営利活動法人 健康経営研究会 理事長

     我が国の労働生産性は、労働時間が長く、睡眠時間が短いにもかかわらず、国際的にも20位以下にランクされており極めて低い位置づけである。精神障害の労災補償状況(令和元年6月29日)は過去最高となり、その理由も、「上司とのトラブルがあた」、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」が上位である。つまり、我が国における働く人のメンタルヘルス不調は、「仕事ができない」ことによる「自己達成感の欠如」が基盤にあり、その対応としてラインケアによる「ワークリテラシー」の充実が求められ、その基本は「ワークコミュニケーション」であり、次いで「ヘルスコミュニケ―ション」、そして「プライベートコミュニケーション」があると考えられる。

     現代社会においては、「阿吽の呼吸」は期待できず、改めて双方向性コミュニケーションの充実が必要であるといえる。

  • テーマ「地域 〜子ども・子育て、高齢者〜」
    話題提供者  雨森 雅哉
    特定非営利活動法人 子ども大学かわごえ 理事

     今大会のテーマを発達心理学の観点から見てみると、学校は児童期と青年期、企業は成人期と壮年期、では地域はといえばそれら以外(胎児期、乳児期、幼児期、老年期)と考えられる。

    そこで、いわゆる子どもの時期と高齢者の時期についてのこころの教育の必要性についてお話をしてみようと思います。

     子どもの時期のこころと言っても、子どもたち本人にこころの教育というのもなかなか難しいと思います。ここでは子育てに関わる大人向けに、子どもを取り巻く周囲の人々との関わりが子どもたちのこころの発達にどう影響するのかをお話ししたいと思います。

     また近年、高齢者が引き起こす事故やトラブルが社会的な話題になることが多いです。これまでは(言い方は悪いですが)死んでしまっているような年齢でも現代では元気で活躍されている方々がたくさんいる社会になっていると言えます。そんな高齢期の方の理解、また自身もいずれ高齢期を生きるためにこころを理解しましょう。

  • 指定討論者  松田 浩平 東北文教大学 教授

大会企画 シンポジウム 第2部
心理学を学ぶ意義
〜こころの教育による学校・企業・地域における可能性の広がり〜
14:40〜16:10

  • ディスカッション、質疑応答

総括 16:20〜16:50

  • 松田 浩平 東北文教大学 教授

メンタルケア学術学会第17回大会 閉会宣言
16:50〜17:00

  • 別府 武彦 メンタルケア学術学会 理事長

懇親会 国立オリンピック記念青少年総合センター内 レストラン・立食
18:00〜20:00

  • 参加費:4,100円
  • ※参加申し込みをされる場合は参加費と共に交流会費用4,000円を合算してお振込みください。当日のお支払いはできません。
  • ※事前申込のみ大会申込「登録フォーム」より受け付けています。事前申し込みのない当日参加は受け付けません。

【大会プログラム】令和元年10月20日(日)

メンタルケア学術学会会員向け 研修会 第1部
10:00〜11:30

ポスター・活動発表
10:00〜11:30

  • 【分野:医学・薬学】テーマ「こころに効く薬(1)」
    平井 みどり 神戸大学名誉教授 兵庫県赤十字血液センター 所長

    <概要>
    飲んだ薬が身体に入ってからどうなるのか、皆さんははっきりと説明できますか?

     健康が損なわれた時、薬の助けを借りて私達は元気を取り戻します。
    しかし、薬は上手に使わないと、様々な有害事象を引き起こします。

     薬についての基本的な知識を身につけることは、健康を維持する上でとても大事です。こころの元気がなくなった時に、薬がこころに効くとはどういうことなのか、脳とこころはどう違うのか、神経細胞とはどんなものなのか、神経細胞同士はどんなコミュニケーションをしているのかについても概説します。

  • 【分野:心理】 雨森 雅哉 特定非営利活動法人 子ども大学かわごえ 理事

  • 【分野:検査】テーマ「パーソナリティの主要5因子モデル ― Big Fiveによる個人差の理解 ―」
    松田 浩平 東北文教大学 教授

    <概要>
      キャテルによれば人格特性は,その人の行動に表れて他の人から直接的に観察される表面特性と,より深いところあって表面特性を作り出すもとになっている根源特性という2つの階層に分類できると考えた。

     その後のパーソナリティ研究は、根源特性の抽出としてのパーソナリティを規定する因子の探索的抽出と、パーソナリティ因子による学習スタイルや職業適性などへの応用が中心となっていった。

     現在、パーソナリティの主要因子は、E:外向性(Extraversion),A:調和性または勤勉性(Agreeableness)、C:良識性または誠実性(Conscientiousness)、N:神経症傾向または情緒安定性(Neuroticism)、O:開放性または知的好奇心(Openness to experience)とされている。これらの因子は双極性を持ち、程度の差としてあらわすことができる。

     本研修講座では、主要5因子性格検査(村上&村上, 2017)を用いてパーソナリティの測定を実体験する。その結果をもとに主要5因子であらわされるパーソナリティ特性の解釈について解説を行う。

  • 【分野:臨床】テーマ「臨床心理学とカウンセリング 聴くことの理論と技法」
    山蔦 圭輔 大妻女子大学 准教授

    <概要>
     近年,ストレス関連疾患,各種不適応,精神疾患など,“こころ”の問題に対する支援が一層重視される時代となっている。

     こうした中,臨床心理学やカウンセリングなどといった対人支援を担う学問領域や技法を十分に理解することは,“こころ”の問題を考える上で必要不可欠である。

     本研修講座第1部では,聴くこと(傾聴)や「あたかも自分のことであるかのように他者の立場に立つこと」(共感)の意味を考える。ここでは,C. Rogersによる来談者中心療法の理論を中心に対人支援に関係する各種臨床心理学的理論を紹介する。

昼休憩 11:30〜12:30

メンタルケア学術学会会員向け 研修会 第2部
12:30〜14:00

  • 【分野:医学・薬学】テーマ「こころに効く薬(2)」
    平井 みどり 神戸大学名誉教授 兵庫県赤十字血液センター 所長

    <概要>
     超高齢社会となった日本では、医療機関を受診する高齢者の数は増加の一途をたどっています。

     高齢者は身体的疾患だけでなく、こころの問題も抱えている人が少なくありません。高齢者の訴えで圧倒的に多いのが不眠と便秘です。

     そして、認知症やせん妄、パーキンソン病など、こころに働く薬を使用する機会も増えています。超高齢社会を活力あるものにするためにも、こころに働く薬と高齢者の関係について、知っておく必要があるでしょう。

  • 【分野:心理】 雨森 雅哉 特定非営利活動法人 子ども大学かわごえ 理事

  • 【分野:検査】テーマ「パーソナリティと職業指向性 ― SDSによる自己診断を通じて ―」
    松田 浩平 東北文教大学 教授

    <概要>
     ホランド(Holland,1965)によれば、職業指向性はパーソナリティ表現の1つであり,ある人の職業はパーソナリティを示す指標でもある。

     さらに,同じ職業に就いている人は似たパーソナリティ特性を持っているとし,その類似性によってパーソナリティを6つの領域に分類している。これは,現実的(R),研究的(I),社会的(S),慣習的(C),企業的(E),芸術的(A)領域であり,このパーソナリティ特性と職業環境の一致度が高いほど,職業的な満足,安定性や業績を得る度合いが高まる(Holland,1985)とした。

     この理論に基づいた職業興味検査として,The Self Direct Search(Holland,1972)(以下SDS)が作成された。1981年にSDS職業適性検査日本語版が作成されたが、学歴・就業年齢の変化や,社会的需要の高い職業に変化が見られるようになり2006年に改訂した。日本語版SDSでは、職業に関する仕事への活動性や能力感,現在要求される社会的スキルや職業の項目が用意されている。

     職業興味についてSDSを用いて実体験をする。

  • 【分野:臨床】テーマ「臨床心理学とカウンセリング 聴くことの理論と技法」
    山蔦 圭輔 大妻女子大学 准教授

    <概要>
     本研修講座第2部では,第1部に引き続き,聴くこと(傾聴)や「あたかも自分のことであるかのように他者の立場に立つこと」(共感)の本来的な意味を踏まえ,カウンセリングのロールプレイを通して,傾聴や共感について体験する。

     なお,本ロールプレイを実施する際,研修講座時間中に架空の事例を設定することとする。また,本ロールプレイは,ロールプレイ参加者の問題解決を目指すものではなく,傾聴と共感といったカウンセリングスキルを体験することを目的とすることをあわせてご承知置きいただきたい。

 

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