現在、パーソナリティの主要因子は、E:外向性(Extraversion),A:調和性または勤勉性(Agreeableness)、C:良識性または誠実性(Conscientiousness)、N:神経症傾向または情緒安定性(Neuroticism)、O:開放性または知的好奇心(Openness to experience)とされている。これらの因子は双極性を持ち、程度の差としてあらわすことができる。
この理論に基づいた職業興味検査として,The Self Direct Search(Holland,1972)(以下SDS)が作成された。1981年にSDS職業適性検査日本語版が作成されたが、学歴・就業年齢の変化や,社会的需要の高い職業に変化が見られるようになり2006年に改訂した。日本語版SDSでは、職業に関する仕事への活動性や能力感,現在要求される社会的スキルや職業の項目が用意されている。