【講演者変更のお知らせ 】
講演予定の松田浩平氏(元 東北文教大学人間科学部 教授、メンタルケア学術学会理事)が体調不良のため、今関 仁智氏(合同会社S&P心理臨床オフィス代表社員、メンタルケア学術学会理事)が代講いたします。 なお、講演テーマおよび講演概要に変更はございません。 何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。 <概要> 古くから私たちは人の特徴を理解しようとしていた。その中で古典的な性格の類型論は,人間の行動特徴を,いくつかの型に分けて理解しようとする考え方で,ギリシャローマ時代から中世を経てヨーロッパを中心に発達してきた理論である。日常生活場面でも,定量的な推論ができない人たちは、いくつかの似通ったタイプの人による共通性を見つけようとしている事が多いだろう。このような,人の行動特徴をタイプ分けすることが類型論の基本である。しかし現在の心理学では,人の行動特徴を表す主要な方法として,類型論が用いられることは殆ど無い。これは,複数の要因が複雑に関連する人間の行動特徴を少ない種類の型に当てはめること自体が無理なことだからである。しかし占いと同様に科学的論拠のない類型論的な遊びには人気がある。 現代では主流となった特性論的では,その人の行動を特徴づけるような複数の側面を抽出することで,ある人の特徴を捉えることになる。特性論の立場では,人の性格や人格(パーソナリティ)を多数の性格特徴の集合であると考え,この性格特徴の集合体が特性と呼ばれるものである。特性論的な考え方の例として,ある人が持っている,明るさ,堅実さ,倹約ぶり,協調性,気前の良さなどといった多くの性格特性を総合的に評価したものである。中でもパーソナリティの5因子論は、外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、知的開放性の5特性から人柄を定量的に表す方法として、行動観察や脳波や脳血流などの生理的反応による検証ができている。 人間の行動特徴は多様であり,また独特である。日常生活での行動特徴のベースとなるものはその人のパーソナリティであり,パーソナリティの理解は,その人物へのより深い理解につながる。パーソナリティとは,遺伝的に規定される気質的特徴と環境によって学習される行動特徴によって,感情,思考,行動の一貫したパターンを説明するその人の諸特徴である。すなわち,パーソナリティを表す行動特徴は,生まれ持った遺伝的要因と,社会・文化から獲得する環境的要因によって形成される。このような考え方をパーソナリティの相互作用論と呼び、人の行動特徴とその背景を明らかにしている。
仕事とメンタルヘルスにおいて、ストレスチェックの全事業所義務化や業務に起因する精神障害発症の基準にカスタマーハラスメントが追加されるなど、日本の産業精神衛生では様々な変化が起きています。その中で仕事とメンタルヘルスをポジティブ・ネガティブの2つの側面から多角的に理解するための4つの概念が注目されています。そこで、講演者がコンサルティング業務において文献調査に基づいて、ワーク・エンゲイジメント、バーンアウト、職務満足度、ワーカホリズムの4つの次元が仕事のメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすのものなのかを講演させていただければと思います。
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