HOME | サイトマップ | 資料請求 | お問合せ 
メインメニュー
設立目的 学会概要 学会事業 学会認定資格 研修・各種講座 学会大会 学会誌案内 学会会報誌 メンタルケア心理士・メンタルケア心理専門士を探す 正会員一覧 入会案内 会員限定ページ 日本国認定「学会名鑑」 学会提携医療機関 医療福祉情報実務能力協会
ご挨拶大会概要   日程・プログラム WEBセミナー(Zoom・ウェビナー)利用規約 会場・交通案内 登録フォーム

【大会プログラム(予定)】令和8年10月4日(日)

受付開始
9:30〜10:00

メンタルケア学術学会第24回大会 開会挨拶
10:00〜10:05

  • 別府 武彦 (メンタルケア学術学会 理事長)

大会企画講演(1) 10:10〜11:10

人格心理学研究の時代的変遷と最新の傾向(仮題)

  • 松田 浩平 (元 東北文教大学人間科学部 教授、メンタルケア学術学会理事)

    <概要>
     古くから私たちは人の特徴を理解しようとしていた。その中で古典的な性格の類型論は,人間の行動特徴を,いくつかの型に分けて理解しようとする考え方で,ギリシャローマ時代から中世を経てヨーロッパを中心に発達してきた理論である。日常生活場面でも,定量的な推論ができない人たちは、いくつかの似通ったタイプの人による共通性を見つけようとしている事が多いだろう。このような,人の行動特徴をタイプ分けすることが類型論の基本である。しかし現在の心理学では,人の行動特徴を表す主要な方法として,類型論が用いられることは殆ど無い。これは,複数の要因が複雑に関連する人間の行動特徴を少ない種類の型に当てはめること自体が無理なことだからである。しかし占いと同様に科学的論拠のない類型論的な遊びには人気がある。

     現代では主流となった特性論的では,その人の行動を特徴づけるような複数の側面を抽出することで,ある人の特徴を捉えることになる。特性論の立場では,人の性格や人格(パーソナリティ)を多数の性格特徴の集合であると考え,この性格特徴の集合体が特性と呼ばれるものである。特性論的な考え方の例として,ある人が持っている,明るさ,堅実さ,倹約ぶり,協調性,気前の良さなどといった多くの性格特性を総合的に評価したものである。中でもパーソナリティの5因子論は、外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、知的開放性の5特性から人柄を定量的に表す方法として、行動観察や脳波や脳血流などの生理的反応による検証ができている。

    人間の行動特徴は多様であり,また独特である。日常生活での行動特徴のベースとなるものはその人のパーソナリティであり,パーソナリティの理解は,その人物へのより深い理解につながる。パーソナリティとは,遺伝的に規定される気質的特徴と環境によって学習される行動特徴によって,感情,思考,行動の一貫したパターンを説明するその人の諸特徴である。すなわち,パーソナリティを表す行動特徴は,生まれ持った遺伝的要因と,社会・文化から獲得する環境的要因によって形成される。このような考え方をパーソナリティの相互作用論と呼び、人の行動特徴とその背景を明らかにしている。

大会テーマ講演(1) 11:20〜12:00

データが示すハラスメントと性格特性のつながり
― HEXACOからメンタルケアを考える ―

  • 常盤 瑛祐 様 (株式会社SUNBLAZE 代表取締役)

    <概要>
    職場や学校で深刻化するパワーハラスメント・ジェンダーハラスメントは、被害者だけでなく周囲のこころにも大きな影響を及ぼす。本講演では、こうしたハラスメントと性格特性との「関連」に、性格心理学の観点から光を当てる。近年注目されるHEXACOモデルでは、ビッグファイブに「正直さ・謙虚さ(Honesty-Humility)」が加わり、この因子の低さがマキャベリズムやサイコパシーといった"ダークな特性"と統計的に結びつくことが知られている。最新の研究知見をもとに、これらの特性がパワー・ジェンダー両ハラスメントとどの程度関連するのかを紹介する。ただし関連は因果を意味しないため、結果の読み解き方や限界にも触れたい。あわせて日本人を対象とした性格類型の分析もふまえ、被害者ケアや予防的な気づきにどう活かせるかを整理する。データを正しく理解し、メンタルケアの現場で役立てる視点を提供する。

昼休憩・ランチョンセミナー 12:00〜13:00

  • 今関 仁智 (合同会社S&P心理臨床オフィス代表社員、メンタルケア学術学会理事)

大会企画講演(2) 13:00〜14:00

メンタルヘルスにおけるパーソナリティのリテラシー
− パーソナリティ症・MBTI・HSPなどの正しい理解−

  • 今関 仁智 (合同会社S&P心理臨床オフィス代表社員、メンタルケア学術学会理事)

    <概要>
     現在、メンタルヘルスにおけるパーソナリティ心理学に関する知見は非常に幅広く存在・活用され、社会実装されているものも数多くあります。そこで、メンタルヘルスにおけるパーソナリティ心理学の知見を改めて整理整頓し、特に最新の日本における現状について解説させていただきたいと思います。 まず、2023年に改訂された最新版であるDSM-5TRにおけるパーソナリティ症の位置づけと現在の日本におけるパーソナリティ症やそれを取り巻く現状について講演させていただきたいと思います。  また、日本で局所的に認知度が高まり、多くの方々が興味・関心を持つ概念であるMBTIやHSPなどのパーソナリティと関りが強いものの、アカデミックな観点から誤解・誤用が多いトピックスについて、学術的な観点から正しく理解することについて解説させていただきたいと思います。

活動報告(1) 14:10〜14:50

仕事とメンタルヘルスを理解するための4つの次元
― ワーク・エンゲイジメント、バーンアウト、職務満足度、ワーカホリズム ―

  • 今関 仁智 (合同会社S&P心理臨床オフィス代表社員、メンタルケア学術学会理事)

    <概要>

    仕事とメンタルヘルスにおいて、ストレスチェックの全事業所義務化や業務に起因する精神障害発症の基準にカスタマーハラスメントが追加されるなど、日本の産業精神衛生では様々な変化が起きています。その中で仕事とメンタルヘルスをポジティブ・ネガティブの2つの側面から多角的に理解するための4つの概念が注目されています。そこで、講演者がコンサルティング業務において文献調査に基づいて、ワーク・エンゲイジメント、バーンアウト、職務満足度、ワーカホリズムの4つの次元が仕事のメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすのものなのかを講演させていただければと思います。

大会研修(1) 15:00〜16:00

それぞれのパーソナリティ特性に合わせたアプローチ
―ビックファイブを利用して―

  • 小俣 沙知 様 (公認心理師)

    <概要>
    クライエントが抱えている問題が同じであっても、クライエントのパーソナリティ特性によって影響の仕方や困り方が異なる。また、心の状態を回復させていく過程にも、パーソナリティの特性が影響する。 カウンセラーの役割は、クライエントのパーソナリティ特性を捉えつつ、抱えている問題からいかにして心を守っていくかを一緒に考えていくことである。ビックファイブの5つの特性からクライエントのパーソナリティ特性を捉え、クライエントが適応的に生活するためのサポートを考えていくためのアプローチ方法について説明する。

大会研修(2) 16:10〜17:10

ナラティブセラピーとペットロスケア

  • 先崎 仁思 (獣医師 (一社)全日本動物専門教育協会学術会員、メンタルケア学術学会理事)

    <概要>
    クロスマーケティング/ペットフード協会調査によれば、2024年から2025年にかけての日本の犬猫の合計飼育頭数は約1,595万頭(犬679万・猫915万)となっている。これを飼育率に換算すると国民の約20〜29%となる。この規模の飼い主が将来的にペットロスを経験しうることは、グリーフケアの観点のみならず社会体制的にも無視できない。心理学を基本としたペットロスケアを資格化している団体は、当学会以外にも複数ある。が、近年、アニマル・コミュニケーションなど心理学の枠にとらわれないペットロスケアを標榜する団体が増えている。これは、ペットを喪った飼い主が、従来的な悲嘆学由来のケアに満足できていない現状を表していると考える。そこで、今般、ナラティブセラピーを基盤にしつつ、そこに人類学的視点を取り入れることで、より幅広い飼い主に受け容れられるペットロスケアの方法等について考案し、発表する。

メンタルケア学術学会第24回大会 閉会挨拶
17:15〜17:20

  • 別府 武彦 (メンタルケア学術学会 理事長)
※講演内容・タイトルおよびタイムテーブルは、予告なく変更となる可能性があります。変更の場合はホームページ上で変更いたします。予めご了承ください。

ALL RIGHTS RESERVED BY LCM メンタルケア学術学会